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早通武士道のすすめ24,9「わかる」→「できる」→「できた」までやりたい。

前回同様になります。勉強はわかると楽しいです。しかし「じゃあ試してみよう」とチャレンジします。「できた、まだできない」と分かれます。せっかくわかったのだから自分のものにしたい。何回か試して、やっとできたとします。しかし、まだ足りません。ここ一発の勝負でも確実にできるかどうか。

「反復は力なり」武道の基本でしょう。生まれつきの素質や能力に差はあります。早くできる人もいれば時間のかかる人もいます。応用のきく人やキチンとしないと気が済まない人、いつも最初は失敗する人、何でもすぐにものにしてしまう人etc.

同じ努力をしたとしても誰もが大谷翔平や藤井翔太になれるわけではありません。

だから、無理はあまりしない方がいい。睡眠時間をけずったり家の手伝いをしなかったり喧嘩したりはよくありません。できることから工夫して時間をつくりたい。

自分を知るのは難しい。知ったって大したもんではないかもしれない。答えはそのうち出ます。でもきっとやってよかったと思うでしょう。「あきらめなければそれは失敗ではない。成功するためのプロセスである。」そう言った偉人もおられます。こだわりがまだあるなら諦めなくて良い。誰が何と言ったって自分の人生です。もし、今の日本の大人たちが皆そう考えていたらもっと違う景色だったはずです。もっと希望ある明るい未来も見えたことでしょう。「今こそ~、今動く人~」私の好きなテレ東のCMです。過去、特に明治時代に偉大な先人達がこの国におられました。国と家族を守ろうと黙って亡くなった名もなき庶民もたくさんいました。そのころ生きていたら私はどっちだったか。「甘えていてはいけない」最近そう思ったりします。

間違っていた。失敗した。その時は(認めることにした時ですが)まあ、とりあえず謙虚に受け止めるのも手です。そこで考えます。「さあ、次は何をしようか。楽しいか、好きか、達成したいか、出会えるか。」そうして本当の自分にどんどん近づいていくはずです。友達や愛する人にも聞いてみる。でも答えは自分で出す。「この一歩だけはゆずらない」それもありです。自分と世界を知ることはとても大切。そのためにはちっとは努力しないと。今たくさんのアジアの人達はみんなやっていると思います。努力とは反復です。強い日本人が今より少しでも増えるといいなと思うのです。

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早通武士道のすすめ 24,8 「当たり前のことに磨きをかける」

 より速く、正しく、善くは勉強以外のことにも通じる。(家事や仕事など)

特に数学についてですが少しでも速く、正確に解く練習が必要です。初めはじっくり、段階をおって、途中省略しないで書くべきです。(苦手にしている人はここができていません)繰り返し練習し、数をこなしていくうちに省いて良い所とダメな所に気づくはずです。後で見直しをしやすいように残すわけです。数学の達人の残し方はキチンとしています。本番でケアレスミスを絶対にしません。わかる→できる→結果を出せるまでが勝負です。

 そして他の教科でも多かれ少なかれ言えます。そうオールマイティになれるものではないでしょうが、理想を言えばそういうことです。100%は無理でも目指す気持ちはいつも持ちましょう。努力とは反復です。武道の真髄もここだと思います。少なくとも理解はしておきましょう。やるやらないは人それぞれです。

 家事(特に料理や掃除など)や仕事にも同様なことが言えると思います。ただやっているだけのレベルでは高収入や昇進、上達は望めません。KFC社員の時は「常に速さと丁寧さを心掛けなければならない」を唱和して実践していました。(まあ、アルバイトさんに負けるわけにはいかないわけで、数もこなしているのだから。しかしその人の個性もあります)つまり、普段の不断の努力を忘れないようにしようということです。どうせしなければならないことなら、人並み以上には一定できるようにしといたほうが楽しいし、嬉しい。リーダーなら尚更必要なポイントになりえます。向き不向きは別ですが。

 一流の人は洩れなくここができています。しっかり「ラクダの時代」を経験しているからです。プロのレベルなら現在も進行中のはずです。「あたりまえのことに磨きをかける」小さなことでも大切にして適当にしないよう気をつける。忘れたらまた、思い出しましょう。していなかったら「良くないな」と思いましょう。まずはそれだけでも良しです。できる所から積小為大が当塾の柱です。一日1mmもありです。

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早通武士道のすすめ 24,7「幸せは自分の心が決める」

人任せではなく、自分で決めて、自分で感じる。皆と違っていても良い。

 普通「気持ち」というのは自然に沸き起こってくる無意識のものと考えがちです。その日の体調や天候、仕事量や人間関係、お金のあるなしも重要な要素です。しかし、「できる人」はそこでフィルターを一つ通します。ポジティブに考える工夫であったり、次につなげるヒントの種にしたり、繰り返さない反省であったり・・・むやみに心を痛みつけるのを防ぐわけです。どうせどう感じたって今が変わるわけではありません。起こってしまったことはもう起きたことで、後戻りはできません。ならば明朗に考えたほうが自分にも周りにも得に違いありません。

 全てのことには訳があると言います。実は何か大事なことに気づくための今、目の前の現実といったところでしょうか。だから立ち止まって考えなければならない時は間違いなくあります。嫌な気分になってでも謙虚にらないといけない時も。でも、その後はもう引きずられるのはやめて良い。過ぎたことは忘れて良い。今が大事。今が全て。

「自己創造の原則」 ジョージウィンバーグ 加藤諦三訳 / 「君だけのTOMORROW 」前田亘輝(チューブボーカル) これらに触れると(もうずいぶん前に出された本、歌ですが) 「気持ち」は自分で支配できることに気づくことができます。

 人気のない総理大臣。希望のない国や自治体の未来と私たちの生活。どうしようもないことはただ受け入れて、変えられることは変える。決して諦めず、まず少し笑ってみる。「内閣がどうしようもないのは私達国民がどうしようもないから」とある方が言われていました。考えること。言うこと。ごまかされないこと(なるべく)。そして仲間と作っていくこと、楽しむこと。「どんな人も私を傷つけることはできない。私が感じることはわたしが決める」100%は無理でもそうありたいと思います。1000円しかないではなく、まだ1000円もある的な考え方です。身の丈にあった生活が大事。できるだけ人任せ、傍観者ではない生き方を選びたいのです。大谷翔平の活躍を気にするより今日の自分にこだわります。受け身より能動者たれです。

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早通武士道のすすめ,24,6 「急がず無理せず自然に覚えられるだけ。一日一日新しいこと」

カムカムエブリバディで赤ちゃんに聞いてみた。環境を整えると尚良い。

 どうしたら英語を使いこなせるようになれるか。日本にいても可能だと思います。少なくとも基礎となる部分は作ることができます。

 具体的には?学校だけでOKか。英会話スクールは必要か。頑張るにしてもどう頑張ればよいのか。最近勉強していて思う事は、単語の数がものを言うということ。そして時間をかけなければ無理だということ。(近頃、東京ではたくさん勉強する英語がスクールのキャッチフレーズに使われていました。毎日3時間とか)しかし、数学とは違う。根性で立ち向かってもあまり成果はあがらないと思います。ハウツー、ステップで繰り返しても、なかなか壁は越えられないのです。(意地と努力、継続で道は見えてくるかもしれませんが)

 コツの一つには間違いなく「音読」があります。何を何回、いつまでやるか。中学の教科書で良い。(一部の出版社は不可)回数は多い方が良い。ずっとやりたい。(最低3か月以上)

 次に辞書は引きましょう。紙のほうが良い。ノートも活用します。覚え書きなのだから繰り返し見ます。まず三冊。

 短時間学習を多くする。一日の合計時間を増やす。時間は絶対必要です。無理せず自然にの工夫です。

 今の自分を大事にして一つ一つ知る気持ちで続ける。焦らず具体的に学習量を増やす。ペースになるものはあってよいが、あくまで大事なのは自分の行ったり来たりの積み重ね。

 英語に触れる時間(楽しめるものがよい)をどん欲に増やす。DVD、音楽、TV番組、ラジオなど。どこにヒントや発見があるかわかりません。探検です。

 そして私の場合は「戦い」だと思うのです。何に対して戦うか。例えば、未来への夢や日々の生活、老いに対してです。また、無いと困る道でもあります。大事な今の立ち位置ですから。 

 しょせん言葉です。頭の良し悪しはあまり関係ないはずです。その人らしさが一番。愛嬌があれば尚良い。自分に言い聞かせます。「忍耐、自立は大事。しかし弱い自分。怠けずに積小為大でのり切って、目標の学習時間クリアを目指す。」時に休んだり、気分転換もOK。

 そのうち試したくなります。手応えもあるからです。そして飛躍が来るはず。いつかできる。きっとできる。秋元康さんを尊敬します。(とんねるずの歌も好き)

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早通武士道のすすめ24,5「剣道に不思議の勝ちあり。まさかの負けなし」

勝負事全てに言える。想いや準備があってこその勝ち。負けに理由あり。

なんとなく戦い、勝ったり、負けたり。その繰り返しでは強く、立派にはならないでしょう。本当に勝ちたい時、そのための準備が必要です。繰り返しの練習であったり、敵の分析であったり、自分の今を知ることであったりです。

 剣道を以前やらせていただいた時に実際経験致しました。初めて防具を購入しての公式試合。「一本勝ち」を目指し、独自に考えてトレーニング等しました。手首にパワーリスト、足首にパワーアンクル。古タイヤにゴムチューブをつけて腰にまく。二週間位毎日やったと思います。さて試合です。初戦は初段の中学生。私は試合の形式さえ板についておらず、「場外」の知識もないままに・・・。しかし、結果が出ます。「面」の二本勝ち。二回戦は中学の剣道の先生で三段以上?(たしか)でした。2回「場外」で一本負け。私の下手な小手は痛かったはずです。(一本にはならず)その後上手くなり、順調に勝ちを重ねるほど剣道は甘くなく、試行錯誤の道に入るわけですが、初戦の試合を評価して頂けて昇段審査を受け、初段をとれました。(もちろん準備はしました。反復練習です。)

 昔話に花が咲きましたが、言いたいことは、勉強でも仕事でも同様だということです。スポーツの試合はもちろんです。見かけ上は「たまたま油断したから」とか「体調等が悪かったから」と言えても、実はそのための準備で勝負はすでについていたことが多いのではないでしょうか。ただ、プロやベテラン等の実力者、上司の方は当たり前のことなのであえて言わない。素人はいつまでたってもそれに気づかない。一流になれなくても超一流は目指せます。(詳しくはお出でいただければお伝えします) 

 なるべく後悔の少ない、楽しい人生を送るために、負けの理由を大切にして次に備えましょう。努力の末に時々不思議な勝ちが転がっていることが確かにあります。

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早通武士道のすすめ 24₋4「90点と100点の差は大きい」

たった10点だけれどレベルの差は相当大きい。

テストで90点以上とることは大したものです。中学の頃の友人はほとんどとれていました。勉強が好き、嫌いを超えてまあ、半分習慣化していたのかもしれません。もちろんテスト内容にとりやすい、とりにくい問題もあります。先生も人間ですから。

 塾で生徒さんには時々伝えます。できるできないはともかく100点をとった時は気持ちがいい。目指す方がいいと。90点まではとれても100点にとどかない人がいます。70点と80点の差の10点より、同じ10点差でもここの差は大きく、当人の性格や気持ちの問題の場合も多い。しかし、できれば100点を目指すべきです。なぜなら見えない壁を一つ越えることができるからです。

 具体的には「なんとなくわかる」のと「完全に理解している」ことの差。誰が採点しても減点されない答案。テスト中、時間を意識して見直しもやる。少しでも速く、正確に、丁寧にできるために普段から気をつける意識。加えて「運」もあります。

 これらは社会に出た時、仕事にも役にたちます。誤字、脱字のある塾先生では生徒さんは聞く耳持たないでしょう。会社の仕事なら、上司は部下に信頼して仕事を任せられない。「~さんはいつも肝心のところでコケるんだよな。」と言われたくはないです。「必ず結果を出してくれる。」「味方になってくれる」そう言われたいものです。だから最後の一歩の油断。勢いはあるが結果に執着できていないのは評価されない。冷たいようですが当たり前です。仕事で日々betterを心掛ける。トヨタのカイゼンはその代表でしょう。物事には「できてなんぼ」、100%できていなければ0と同じということがあります。欠陥品の割合もいかに減らすかで、相当な努力や高い技術が必要になります。一流と二流の差です。

 受験でもそうです。先日伝えさせてもらいましたが、一番良い勉強方法は間違った問題のやり直しです。それによって次の課題が具体的に見えてきます。足りなかった点の中身を厳しく検証すること。それを少しずつでもクリアできれば学力は確実に伸びます。そばに良い指導者がいればなお良いです。

 最後にその反面についても述べさせてもらいます。完璧を求めるあまりチャレンジしない気風が特に英会話には見受けれらます。強い日本人になるにはチャレンジャーでないと。中国人、アメリカの人は初めから完全など求めません。片言や真似でOKです。しかし、その後が違う。結果にコミットし「これで良い」と満足せず、次につなげる。恥をかいてナンボ。やったからわかる。「思い」のある人になりたいものです。人の目よりはまず自分です。そして一歩踏み出す。積小為大で少しずつ。それを繰り返し、続ける。そしていつか100点ならラッキー。たとえダメでも次がある。だから、病気になるほど結果にこだわるのはやめときましょう。人間だから。just a Roninなのです。

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早通武士道のすすめ 24-3       「短気は損気。急がば回れ」

日露戦争はこれで勝ったのである。(坂の上の雲より)

 坂の上の雲は司馬遼太郎さんの小説です。NHKで大々的にドラマ化されたことがありました。超豪華キャストによる長編物です。ギリギリのところで日本がこの戦争に負けなかった理由の一つにこれは確実に言えると思います。日本海海戦でのT字戦法、旅順攻撃での203高地攻撃もこの戦争の重要な戦いで、知力を尽くし、たくさの犠牲で勝ち取れたもので、「急がば回れ」と言えます。黄色人種が白人の国に!00%勝ったという前代未聞の出来事でもあります。

 NHKスペシャルで武士道について司馬遼太郎さん本人が述べられていたことが「立憲主義国には個人の自立が不可欠なのである。まだまだこの国にはできていない。しかし『名こそ惜しけれの精神』は世界に通用する。未来社会に新しい武士道が活かされる可能性、価値はある。」です。私もインスパイヤーされております。

 短気はたいてい失敗します。見ていてカッコよくありません。しかし怒らないことはダメです。熟慮の上の行動は大事です。「ここは抑えて、譲っておこう。運を今後に残しておこう。」と我慢して引く場面は必要です。本当の勝ちを将来取ための忍耐は私達弱者には必要なスキルです。國広氏も言っています「忍耐、自立が英語学習の肝である。このようにお子さんを育てなさい」と。

積小為大を駆使して、超一流をめざします。楽しみながら。

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早通武士道のすすめ24-2

一日一善 その気持ち習慣が未来を明るくする。一つで良い

 これも笹川良一氏の肉声TVCMを思い出します。一日一つ善いことをしようということです。どんなささやかな事でも良いと思います。気づいたことでやれそうなことをすぐやってしまうのがコツです。あまり深く考えたり、大そうなことにチャレンジする必要はありません。ましてやボランティアの名前を借りた何かに利用されるような行動の搾取に協力するのもやめましょう。

 立派なことでなくてもよいのです。当たり前な、そしてできれば積小為大につながることのほうが、日々より楽しくなります。例えば、落ちていたゴミを拾う。誰かが放りっぱなしにしていた公園のコンビニ袋のものなど。衛生面の対策の上短時間で処理できるならやれます。(5分以内)道に迷っているなど困っていそうな感じの人に声をかけてあげる。時間に余裕があって、明らかに危険がないなら(ここが大事、特に外国でとか、外国から来ている人など)やってみる、などです。

 しかし、けっこう難しい気もしてきます。なぜなら、人のために何かをする、世の中のために具体的に動く(小さいことでも)ということは、まず自分に力が要ります。判断力、危機管理力であったり、広い視野を持つことなどです。具体的には、身の安全だったり、犯罪にまきこまれない注意などです。大げさかもしれませんが、日本人のお人よしは世界でも有名です。美徳といえばそれまでですが、個人本来のあり方が問われます。強かさや知力が必要です。

 自分のことをちゃんとできない人は他人のことは手を出すべきではありません。本当にその人のためになると思えること以外は安易に助けないほうがその人ためになることもあります。そのうえで、本当に自然に困っている状況を少しでも正せたら。その人はカッコよく、見ている人を明るい気持ちにし、勇気づけられます。尊敬を求めず、結果を考えず、信じることをやる。ヒーローです。

 以前東京で、道を聞こうと通りがかりの女性に声をかけさせてもらったことがありました。(私は家族と一緒でした)彼女は(けっこう年配)うさんくさそうに無視をして寄るなといった感じで去って行きました。そんな場合、アメリカでは”Son of a bitch”と言います。(心でOK。以前、直に教わりました。)しかし、逆に素敵な若い女性に尋ねた時に丁寧すぎる対応をしていただけることもあります。(これも危ういような。さも私がいつも人に聞きまくっているととらないで欲しい・・・・)

 きっと明るい社会は面倒なのです。個からの積小為大は不可欠です。でも、そんな人達が集まって何か成し遂げられた時は、皆で笑い合えます。それは宝物です。明るい明日につながるヒントになります。

明日から2024年です。経済、政治では節目の年、より厳しい社会状況になりそうです。できるだけ備えるよう、「知は力なり」で少しずつ努力しましょう。努力とは反復です。良いお年を!

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早通武士道のすすめ 24-1

「自分が好きか」 これ基本。少しずつでも目指していこう。人も大切にできる。

 45年程前にさだまさし氏が「主人公」という歌を作られました。当時は自分の人生は自分自身のもので、我を通すという考え方は今よりずっとよくないこととされていたと思います。世間から後ろ指さされたり、悪評のある人は立派な人ではないとされていました。さだ氏本人はその歌を「わがままと言われかねないけれど、つらいことに負けず立ち直るためには自分が人生の主人公だと考えるのも大事ではないか。」のようなことを付け足されていました。(うろ覚えなのだけれど)しかし、それは今はあたりまえのことになっています。だからこそファッションや考え方も多様になっています。それで良いと思います。では、今から40年後にはどう変わっていくだろうと考えてみます。今の中学生たちが50代になる頃です。その時はもっとこうあって欲しいと思うことがあります。

 ミスチルのhimawariにある「諦める事、妥協すること、誰かにあわせて生きる事。考えてる風でいて、実際はそんなに深く考えていやしないこと。思いを飲み込む美学と自分をいいくるめて、実際は面倒くさいことから逃げるようにして邪にただ生きている。」~ そんなふうでは自分を好きにはなれません。

 吉川英治氏の宮本武蔵にも「自分を動かないものに作っていく修行こそが一番大切なこと」と弟子(伊織)に教えている場面があります。その時の評価や置かれた境遇、世間を気にするだけではダメだということです。「徳は弧ならず」とも言います。いつか必ず答はでるということでしょう。

 とはいえ、本当の自分はそう立派ではなく、外面と内面は違ってもいるものです。それで良いと思います。正直さも必要です。しょせん、男は「馬鹿」で、女は「嘘つき」だと感じる時があります。逆にお互いの良い面も、もちろんあります。それら矛盾も全部ひっくるめてお互いを認め合うことが必要で正しいと思います。

 自分を少しでも好きになるよう努力すべきです。反省やなぐさめや七転び八起を駆使して、弱さも認める。そこから始めていきたい。時に負けても仕方ない。失敗も恐れずやってみる。ものごとを拒んだり、歪めたりせずできるだけきちんと受け止める。(足音より)シンドイ時もあるはずです。でも越えられればきっと、もっと自分を好きになり、自信もつき、新たな景色に気づけます。

 今までに一番自分を大事にして、好きであっただろう方がいます。本宮ひろし氏の男一匹ガキ大将の主人公のモデル(たぶん)、大リーグの大谷翔平さんもお手本にもされています。中村天風氏です。様々な業界のトップの方々に多大な影響を与えられています。過去の偉人に学ぶ。これも自分を好きになるヒントに出会えます。また、今いる場所や組織もこれからずっとそのままではありません。「全ては一人から始まる」とも言います。好きな自分を守り、1日1mmでも前に進むこと。「ライバルは昨日の自分」としたいものです。そしてそういった人でなければ本当は他人も大事にはできないと思います。人との関係もそこからです。アメリカの人達なら「何、当たり前な事を言っているのか」と言われる気がします。

 さて、学力向上もまた、自分の現状を厳しく認める事から始まります。そこからの一歩一歩が必要です。

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早通武士道のすすめ 23-12

習うより慣れよ。百錬自得
努力とは反復である。教わらずとも真剣に百回繰り返せば気づく事あり

 指導者に恵まれない時はどうするか。どうしても、それでも何とか物にしたいことがあるとします。諦めるか。無理は心身に良くはありません。私はそれに答えるテクニックを少し持っています。

 この「習うより慣れよ」もその一つです。時間はかかるかもしれませんが、このラクダ的発想は一流になるための絶対条件でもあります。(23-8を参照下さい)

 経験からお話しすると、以前私は剣道をさせて頂いておりました。(いつかまたやりたい。新剣道やプロ剣道の発想、提案も持っているのですが・・・とにかくしたいことが多すぎていつになることやら)当時私は肩に力が入っていました。卓球を体育会でやっていた時もそうでした。大体、そういうタイプは上手くなりません。スポーツ、その種目に向かないタイプと世間では言います。剣道でどうしたら肩に力が入らず、速く竹刀を操作することができるか。いろいろ試しながら悩みました。周囲の諸先輩にも聞けるだけ聞きました。わかりませんでした。しかし、今は多分わかります。なぜか?千本素振りを何百回もやり、日に一回はルーチンで棒振りを30分程度自分なりに数年やった結果です。(左手小指はそのせいで故障しました)今は残念ながらやる暇がなく、年一回の剣道日本一のNHKテレビを11月3日に楽しむだけです。(今年は23歳の広島の方が優勝しました。)つまり、繰り返せば、何千回もやれば自ずとわかることがあるということです。その情熱と機会があれば(機会があることも幸せと言えます)好きこそものの上手なれです。以前ボーリングも最高217点でしたがたくさんやっていました。週三回は通っていました。独身貴族の頃です。

 たとえ間違っていても良いから自分を持っていること。その自分のやり方を磨き続ける。吉川英治氏の柳生石舟斎でも学びました。反省、挑戦、そして何よりも反復。諦めなければ何かしらそれなりにはなれると思います。(若干周りからは変な目で見られるかも)

 英語の音読筆写もまさしくそうです。多分やりきれば誰でも上達します。NHKのラジオ英語番組を毎日10年欠かさず勉強したという方がいらっしゃいました。しかし、そんなに効果が出ているとも思えませんでした。英語を使うことより、勉強を趣味にしていたのだと思います。それだってありですが、当塾は違います。言葉は使ってなんぼです。読み、書き、聞き、話す。人とつながる。世界が少し広がる。そうありたいと考えます。学校の成績も、受験も英検も結果につなげるようにします。(お金をもらうプロとはそういうものだと思います)ただし、約束したことをやっていなければダメです。毎日15分の音読。80%以上宿題をやる。休まない。初めに交わした約束の一部です。相談、質問はいつでも受け付けています。必ずできるようになります。応援し続けます。