さてギックリ腰になってしまった。医者がそう言ったのである。なるほど症状に間違いはない。58歳になって初めてだった。しかし魔女の一撃といういきなりの「ぐきっ」ではなかった。少し前にも似た感じはあり、その時は自分で直せた。だから意外でありまた、ちょっとショックだった。これまで腰は大丈夫が自慢の一つであり、「腰は大事」と言った恩師の教えを守りきれなかったことになる。この残念な経験から集めた情報と多分治りつつある今と今後に道を残したく、相変わらずの自説ではあるが書きたい。また家族に座禅をもうちょっと詳しく伝えたく、一緒に書くことにした。経験20年以上の適当座禅であるが役にはたっている。
座禅 あるお寺の住職さんから教わった種をもとに、これまで20年近くやってきたやり方です。
①姿勢よく座る。座り方は一定あるのだろうけれど私は正座で良く、右足親指は上にしたほうがよさそう。(剣道より)また椅子等に座ってもできると思う。座り方より座る姿勢が大事。腰を曲げず、背筋を伸ばし、肩の力をできるだけ抜きあごを引く。頭のてっぺんは真上、天に合わせる。上半身をできるだけまっすぐにする。手は両親指先をくっつけて、お椀上に組み、足の付け根の膝の上に置く。右手が下。左が上②目は閉じるか薄目で(初心者はこっちが良い)50cm~1m位先の床のある一点を静かに見続ける。なにか目的物がなければ置けばいい。小さくてよい。③一番大事なこと。その状態で呼吸の数をひたすら数える。鼻呼吸か鼻から吸って口から吐くのもよい。(よりベター)その毎回吐く時に呼吸数を数える。心で1~10まで数えたら、また1に戻る。それをずっと繰り返す。そこに気持ちを集中する。ここが基本。④時間は15分以上がよい。さらに長い方が良いのだけれど、一回の座禅時間を長くするよりもできるだけ毎日続けるほうが良い。一日二回も可。まず100日を目標にしたい。三日坊主も続ければO.K.。お勧めは朝起きてすぐやること。寝る前は眠気も呼ぶが悪くない。眠気に負けたら寝てもよいと思う。(ずっとそんな日が続くのはよくないが。)⑤さて、座禅をやり出すと雑念がわき、その時の心配事や気になることが心に浮かぶ。(そんな時ほどやったほうが良い。)その浮かんだものをそのつど消していくのである。例えば、大きなシャッターかカーテンでその画像などを閉じるイメージ。その浮かんだものに捕らわれないようにする。(ガチャンと音をたててシャッターが閉まるイメージも良いと思う。思いっきり閉めてしまおう。)慣れるとより上手にできるようにってくる。一番強い心の状態、これから更に強くなれる心とは「何かにとらわれない心」だと思う。そのニュートラルが気づきを呼ぶ。これはあとで。⑤肩こりも一定改善される。5分もすると肩の力みに気づく。そのつど軽く上下にゆするとよい。凝り方にもよるけれど一定改善されてくる。なんにせよ力みは敵なので解放されたい。⑥心地よい状態になったら終えてよいと思う。さっきも書いたが15分以上はかかると思う。重ければ時間はかかる。でも一時間以上したことはない。(足もしびれる)続けて、気づくことが大事。⑦終えた後の感覚。最近はあまり意識していないけれど、必要に迫られた時期は間違いなく心が強くなる感覚で「さて、一日なんとかやってみるか。」的な感じだった。一歩前に出る。備えて生活できる。そんな気持ちにはなれると思う。
気づきは応用編になる。何物(者)にもとらわれない心が目標なのだが、それとは別に静かにスーっとある大事なことが浮かんでくることがある。その時はちょっと中断して箇条書きに紙に書いておく。書いたらまた再開。雑念?(書いた内容)は締め出してしまおう。座禅終了後に確認すればいい。活かせたら活かす。今日このタイミングで役立つことが実は多々あり、よい思いつきになることもある。それらは座禅によって導かれる宝物のようなものだと思う。(悟りの一種かもしれない。)本当に今必要なこと(ささやかもしれない)は無意識の中ににあって、それが答えに近づいていってくれるのかもしれない。私が知っている座禅を活かした偉人、有名人。王貞治さんやある役者さん(名前忘れた。すみません) 他多数。思い出したら加筆します。
座禅で悟りを得て、皆幸せになり良い世の中になるか。宗教談義である。本当に座禅を活かし導ける人は何万人に一人であろうという説がある。だから日本人だからといって皆そこまで行けなくてもよいのである。気楽に生活の一助の一つになればOK.であろう。緊張しやすい人や、慣れない場所で困っている時や、ストレスに負けそうな時。きっと役立つと思う(経験より)。
ギックリ腰 捻挫(ねんざ)とは違い、休ませるだけでは治りにくい。急性期にはまず休み、その後はなるべく無理なく、しかし甘やかさず動いたほうが良いようだ。
腹筋と背筋は少しずつでもつけたほうが良く、再発防止に役立つに違いない。歩き、走りは大事なこと。足腰は運動の基本で、古今東西大切な健康の珠玉と知るべし。ぜひ続けたい。毎朝ストレッチ(近日公開予定)、ラジオ体操も効果あり(第一は予防、第二は増進とか、幻の第三もあるようだ)。日々のメンテナンスが大事。(やりすぎには注意。私もサーキットトレーニングは週三回以下にして、二日は休んでいる。8時間立ち仕事の現状では・・。歩き等は別)
さて、意外に長引いている。一週間たってもまだダメージが残っている。通常の生活はできてきた。仕事中も腰椎ベルトを外し始めた。でも完治にはまだかかりそう。仕事柄仕方なさそう。なのでとりあえず公開。後で加筆したい。
原因は何か? 一つは車を変えたこと。座席の位置が以前と違い、どちらかというとトラックに近いバン状のためだと思う。他に2.3あった。原因がわかりづらいのが普通らしい。何人かに聞いたけれど一定の仕事で長年動き回っていても全く経験していない人も多く、むしろあれこれ動きの変わる仕事現場だったり、事務職の人、こだわりの強い人にありがちのように感じた。長距離トラック運転手は多いらしい。年齢もある。
車の運転座席シート下部にクッションも置いた。同僚のアドバイスによる。(百均にある)※一週間半で一応完治。他のところが筋肉痛になったけれど・・・。