菅首相が辞任を表明。総裁選に不出馬を発表した。政治は難しい。私は決して詳しくはない。しかし、CHANGE 木村拓哉主演。男子の本懐城山三郎が好きな小生は、どこかすがすがしい、男らしい印象が感じられた。さて珍しく新聞を広げてみた。毎朝配られる朝刊編集手帳のようなもの、社説も読む。
社説の真ん中に「無責任過ぎる放り出しだ」ラストには「次期首相には膠着状況を打開し、感染を収束に導くまっとうな指導力が求められる。派閥の力や~内向きを排した総裁選とし、真に国民のために汗を掛ける指導者を選び出せるか。厳しく目を凝らさなければならない。」とあった。どこにそんな人がいるのだろう。記入者名なし。社長の責任としてよいであろう。社説なのだから。2021.9月4日(土)の朝刊より
いつからこんな新聞になったのだろう。20年前編集手帳に感動し、賞賛の電話をした小生はがっかりした。少し考え、明日からとるのを止めた。情報は大事だが中学校の学級委員レベルの内容は不要である。多分生徒会長にはなれないのではないか。この国の現状、政治のありかたを本当に知っているのだろうか。なぜ橋本徹氏達が大阪であれほど成果をあげても都にできなかったのか知っているだろうか。それでも彼は言っていた。「今の大阪の皆さんはこの国で一番民主主義に詳しい人たちです。」敗れても、晴れ晴れしていた。一石を投じた手応えがあったに違いない。
菅首相は前A首相からコロナ下でオリンピック前にバトンを受け渡されたのである。見ようによってはハメられたようにも思える。いくら一国のトップになれるとはいえ、状況は厳しすぎる。そこを必死にここまでひっぱってきたとどうして言えないのだろう。一応他紙も買ってみた。編集手帳、社説だけ比べる。朝日はなかったが私的には評価の良い順位は①日経新聞(記者名、歴代首相コメントもあり、深く、専門的な内容。ついていけないくらい。)②読売新聞(しっかりした内容。中立的な印象。まだうなずける内容)③毎日新聞 TBS系?(具体的でわかりやすい部分が多いのだけれどN紙に近い。きれいごと。理想だけ。浅く、雑。)ケチな小生が数紙をくらべるのは今回が初めてである。500円近い。
以前のN紙は編集手帳が特に良く、そこの内容がその後日経でほぼ同様な内容だったこともあった。レベルが高かった。
第二次大戦へ国民を鼓舞したマスコミ、新聞。国に逆らえなかったとはいえあまりにひどい誘導。そこには勉強不足の優等生や自分の目で見ない売名効果、上に忖度優先の情報操作があったに違いない。映画山本五十六で役所広司氏がある新聞記者に言っている。「自分の目で見て、耳で聞いて、心で考える。そこが大事。」今こそ私達一人一人が心で感じる力を磨かないと、今後ひどいことになりかねない。マスコミの不明や特定の情報操作、それらはあって当然だし、いちいち怒ってもいられない。そこからなにを見抜き、考えるか。どう行動するか。批判が大事ではなくその次が大事なのだ。確かに自分のレベル、考えが全てではない。「間違っているかもしれないけどそう思うんだ」を皆が持つことが大事だと思う。そうしないと同じ顔、情報で良いと誤解する人が増えるに違いない。みんな違っていいのである。日経新聞は対極にあった。同じように見えても中身はここまで違うのである。菅首相は決して無責任な放り出しではない。「じゃあお前やってみろ。」と記者に言いたいところ。
しかし、意見には個人差があります。
この次にどうつなげられるか。できればChangeを期待したい。