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早通武士道のすすめ 25-1 

いつも好奇心を持て。なぜ?を大切にしよう。

 ~知識とは、昔の人がこの気持ちで作ったもの。私達が楽しい人生を送るためにも必要なことです。~

 「どうしたら勉強が好きになるだろうか」と考えたところ、私にとってはこれでした。逆に単調な暗記作業は勉強とは思っていませんでした。(以前の話です。苦手でもあります)だから暗記は工夫をしてなんとかものにします。脳に負担をかけない工夫です。あとは反復と時間です。

 たまに問題集の問題で自分の答えと解答、解説の答えが違っている時があります。〈まれにあります。)なぜそうなるのかどう考えても納得できない。そんな時は出版社に電話をして聞きます。先日もありました。だいたい二回に一回は勝ちます。もちろん負けたり、「なるほどそうかと納得したりもします。」これらは生徒さんに伝える切り口としても役立ちます。私は勉強はあまり好きではないのですが、勉強を教えるのは好きで、そのための勉強は苦にならないのです。それが私自身の学力向上にもつながっています。

 ある人が言っていました。「ひょっとすると私達の宇宙は誰かの歯の中にあるのかもしれない。」すごい話です。しかし違うとは言い切れません。そうだったら感動です。つまり、全てに絶対はないということです。いろいろな定義や法則も1つの見方で実際に役立つとしても、他の見方もありえます。「なぜなんだろう。どうしてなんだろう。」という見方は、時間がかかって無駄かもしれませんが、木の根の先が水分を取りに伸びるように知識吸収の手段になって、さらに次の好奇心や思いにつながるはずです。世界も広がり豊かな楽しい気持ちにももっと出会えます。

 歴史上のできごともそうです。日本史など普段使わない漢字を覚えなければならないから大変ですが、全てのできごとにはその原因、理由があります。ここを知っていると他の国や別の時代にも共通の通じるものがあったりします。時にはこれからの時代の指針になるときもあります。それが「合わせ鏡」と言われる所以です。要はこれからよりよい社会を作るための勉強をしているわけですから。地理も公民も同じです。テストのためだけに覚えるわけではない。いつか役立つ時もありえます。ひょっとすると自分自身が迷った時のヒントになるかもしれません。

 小学校3年の時バケツの水の中で汚れた雑巾をくるくる回したことがあります。「こうしたら汚れが落ちるようだ」と思いました。まさしく洗濯機の原理です。自分が洗濯機を作れたかもしれない。(今はさらなる進化をしているでしょう)中国も恐るべしです。今やモノマネだと甘く見れないレベルです。全ては模倣から始まるけれども、あの歴史のある大国の底力を軽くみてはいけません。学び、ともに協力して歩む気持ちがなければ置いて行かれることになります。フィリッピン、ベトナム、インドネシアの人たちも日本にはない文化、伝統があります。成熟していない力強さは安穏としている私達の驚異に今後十分なりえます。だからいつも問題意識を持つべきだと考えます。

 好奇心は問題意識につながる入り口です。おもしろがる技術をぜひ持ちましょう。暗い気持ちをより良いものに。Hey judeです。

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早通武士道のすすめ                                                                                                                               24 ,12 「考えているか」

 頭は生きている間に使え。一流の人はいつも考えている。

以前、そんなに親しくはない知り合いに言われました。それまで私は正直あまり考えて生きていなかったようです。他からはそう見えたのでしょう。社会の第一線で活躍されている人、経営者、お金持ちで今もそれを増やしている人はいつも考え、情報を入手しています。運や家柄、才能等に加えてそういった努力をいつもしているから活躍できるわけです。

「あいつは変わった」「こんなに頑張っているのに」ミスチルの歌にもありますが、傍観者にも言い分はあります。しかし傍観者にならない人生の方が好きです。むしろ、それだけしかない人とはうまく関係を持てなくなっています。困ったものです。

 高校生の時に立原正秋氏のエッセイ「男性的人生論」を繰り返し読んでいたことがあります。(けっこう背伸びしていたかな)それが良かったのか悪かったのかはともかく、憧れて、大人になりました。吉田拓郎さんもそうです。当時の私とは明らかに違い、大きな隔たりがあった。それでも巨人に立ち向かうように選んで聞いていました。全ては選ぶことから始まります。おかげで、得がたい友人や経験、思い出ができました。それらのなかには今も大事にしている宝物もあります。そして今も傍観者にはならない自分でありたいと思っています。そのほうが日々楽しめて、より豊かな毎日になるからです。傍観者にならない人はいつも何かと戦っています。きちんと考えています。だから当人はけっこう幸せで後悔は少いです。疲れたら休みますが、休んだらまた歩き、考えます。そうして一生過ごせたらいいと思います。

 周りを見ることも大事です。しかしそれ以上に自身自身をしっかり見ないといけない。日々成長、ライバルは昨日の自分です。できるだけ厳しく、優しく、笑いながら楽しみながら。そうして1つ1つ結果を受け止めていきましょう。積小為大で、ラクダから。

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早通武士道のすすめ 24,11     

休むからまた走れる。

「身体も心も使えば疲れてくる。疲れたら休めばいい。睡眠も大事。」

若いうちはあまり気づきません。特に日本人はいつもセコセコと動き速く話すと思われがちです。エコノミックアニマルと言われていたこともあります。真面目で争いを好まない単一民族国家です。一時はGDPが世界一でした。今は5位です。きっともっと下がります。人口減が一番の理由でしょうが他にも問題はたくさんあります。

まず国民の平均睡眠時間が少ない。世界先進国中でも下位です。大谷翔平という超人は若いころから睡眠を大切にし、大村崑さんは医者の見立てをひっくり返し、さらに50年以上生きています。(まだ存命)私も数年前から意識しています。「動いて疲れて休む→十分休むからまた動ける」と考えたほうが良い気がしています。(年のせいもあるかも)子供の頃は寝るのが好きだった。あの感覚を大事にしたいと思います。病気対策にもなるはずです。寝れなければ寝る工夫を模索しましょう。22時から2時まではとにかく寝るよう努力しましょう。朝、日中寝ていたら無理です。コンピューターゲームも深夜は避けるべし。目や頭の酷使もよろしくないでしょう。

人それぞれ。太く短くもあれば、完全燃焼や誰よりも努力するや人が寝ている間に勉強するなんてことも聞きます。選ぶのは自分です。知ったうえでやるならいいのでは。知らないで流されてやるのは危険です。疲れて病気になって入院して強制休養の事態は誰も褒めてくれません。多分結果も出にくく、周りも幸せにならないと思います。

「三年寝たろう」という物語があります。いっぱい寝た人が新しい時代や社会に貢献するのかもしれません。くれぐれも単なる物ぐさとは違います。まあ、それも本人がわかっているならありです。駆け出すためにもたくさん休みましょう。

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早通武士道のすすめ24,10

一日一個のリンゴ医者知らず。トマトが赤くなると医者は青くなる。

「ビタミンは大事。万国共通の常識。ラピュタを思い出す。」

未病という言葉があります。病になる前やひどくなる前のやや体調が落ちた状態です。未病で手を打つことがとても大事です。ビタミンCなど役にたちます。夏はトマト、秋はりんご(旬のほうがより良い)過去にスペイン風邪で何万人という人が亡くなった時(今のインフルエンザ)ある学校の校長先生が学生に伝えた言葉が、「できるだけ栄養をとり、よく眠り、適度に散歩もしてください。免疫力を大事にしなさい。」でした。また、ウィルスは胃液で殺せるそうです。小まめに水分を少量とることでコロナもインフルエンザもある程度防げます。これらはワクチンを打つ以上に実は大切なことでしょう。しかし、なぜかニュース等表に出ない。不思議な話です。マスクより安価で役に立つはずです。自分の身は自分で守るということです。

宮崎駿氏の映画では魅力的な食べ物が描かれます。高級ではないが美味しくて食べやすい。見ているとつい食べたくなります。体に良い、悪いはともかく、一般庶民に親しまれる手ごろで役たつもの。氏の愛情が伝わってきます。大きな愛なのに手が届く感じ。尊敬すべきこだわりの職人です。

とにかく食は大事です。タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、などなど。バランスよく食べて、果糖ブドウ糖液糖やたんぱく加水分解物はなるべく避けましょう。食品に含まれる原材料は難しく、長期後に影響が出ることもあります。原材料にも注意を払い価格だけで選ばないことは大切です。(賢い人は商品の裏面もよく見て買い物をします。)遺伝子組み換えはどこまで安全なのかもわからない。今のところ味覚等で自分で判断するしかないのでは。

常識、一般的な考えだけでは足りない時があります。でも本当の所はわからない。自分の目や耳、心で感じ、自分で考えましょう。(山本五十六氏より)間違ったってとりあえず良い。自分の足で歩けば後悔はありません。騙されるよりましです。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

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早通武士道のすすめ24,9「わかる」→「できる」→「できた」までやりたい。

前回同様になります。勉強はわかると楽しいです。しかし「じゃあ試してみよう」とチャレンジします。「できた、まだできない」と分かれます。せっかくわかったのだから自分のものにしたい。何回か試して、やっとできたとします。しかし、まだ足りません。ここ一発の勝負でも確実にできるかどうか。

「反復は力なり」武道の基本でしょう。生まれつきの素質や能力に差はあります。早くできる人もいれば時間のかかる人もいます。応用のきく人やキチンとしないと気が済まない人、いつも最初は失敗する人、何でもすぐにものにしてしまう人etc.

同じ努力をしたとしても誰もが大谷翔平や藤井翔太になれるわけではありません。

だから、無理はあまりしない方がいい。睡眠時間をけずったり家の手伝いをしなかったり喧嘩したりはよくありません。できることから工夫して時間をつくりたい。

自分を知るのは難しい。知ったって大したもんではないかもしれない。答えはそのうち出ます。でもきっとやってよかったと思うでしょう。「あきらめなければそれは失敗ではない。成功するためのプロセスである。」そう言った偉人もおられます。こだわりがまだあるなら諦めなくて良い。誰が何と言ったって自分の人生です。もし、今の日本の大人たちが皆そう考えていたらもっと違う景色だったはずです。もっと希望ある明るい未来も見えたことでしょう。「今こそ~、今動く人~」私の好きなテレ東のCMです。過去、特に明治時代に偉大な先人達がこの国におられました。国と家族を守ろうと黙って亡くなった名もなき庶民もたくさんいました。そのころ生きていたら私はどっちだったか。「甘えていてはいけない」最近そう思ったりします。

間違っていた。失敗した。その時は(認めることにした時ですが)まあ、とりあえず謙虚に受け止めるのも手です。そこで考えます。「さあ、次は何をしようか。楽しいか、好きか、達成したいか、出会えるか。」そうして本当の自分にどんどん近づいていくはずです。友達や愛する人にも聞いてみる。でも答えは自分で出す。「この一歩だけはゆずらない」それもありです。自分と世界を知ることはとても大切。そのためにはちっとは努力しないと。今たくさんのアジアの人達はみんなやっていると思います。努力とは反復です。強い日本人が今より少しでも増えるといいなと思うのです。

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早通武士道のすすめ 24,8 「当たり前のことに磨きをかける」

 より速く、正しく、善くは勉強以外のことにも通じる。(家事や仕事など)

特に数学についてですが少しでも速く、正確に解く練習が必要です。初めはじっくり、段階をおって、途中省略しないで書くべきです。(苦手にしている人はここができていません)繰り返し練習し、数をこなしていくうちに省いて良い所とダメな所に気づくはずです。後で見直しをしやすいように残すわけです。数学の達人の残し方はキチンとしています。本番でケアレスミスを絶対にしません。わかる→できる→結果を出せるまでが勝負です。

 そして他の教科でも多かれ少なかれ言えます。そうオールマイティになれるものではないでしょうが、理想を言えばそういうことです。100%は無理でも目指す気持ちはいつも持ちましょう。努力とは反復です。武道の真髄もここだと思います。少なくとも理解はしておきましょう。やるやらないは人それぞれです。

 家事(特に料理や掃除など)や仕事にも同様なことが言えると思います。ただやっているだけのレベルでは高収入や昇進、上達は望めません。KFC社員の時は「常に速さと丁寧さを心掛けなければならない」を唱和して実践していました。(まあ、アルバイトさんに負けるわけにはいかないわけで、数もこなしているのだから。しかしその人の個性もあります)つまり、普段の不断の努力を忘れないようにしようということです。どうせしなければならないことなら、人並み以上には一定できるようにしといたほうが楽しいし、嬉しい。リーダーなら尚更必要なポイントになりえます。向き不向きは別ですが。

 一流の人は洩れなくここができています。しっかり「ラクダの時代」を経験しているからです。プロのレベルなら現在も進行中のはずです。「あたりまえのことに磨きをかける」小さなことでも大切にして適当にしないよう気をつける。忘れたらまた、思い出しましょう。していなかったら「良くないな」と思いましょう。まずはそれだけでも良しです。できる所から積小為大が当塾の柱です。一日1mmもありです。

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早通武士道のすすめ 24,7「幸せは自分の心が決める」

人任せではなく、自分で決めて、自分で感じる。皆と違っていても良い。

 普通「気持ち」というのは自然に沸き起こってくる無意識のものと考えがちです。その日の体調や天候、仕事量や人間関係、お金のあるなしも重要な要素です。しかし、「できる人」はそこでフィルターを一つ通します。ポジティブに考える工夫であったり、次につなげるヒントの種にしたり、繰り返さない反省であったり・・・むやみに心を痛みつけるのを防ぐわけです。どうせどう感じたって今が変わるわけではありません。起こってしまったことはもう起きたことで、後戻りはできません。ならば明朗に考えたほうが自分にも周りにも得に違いありません。

 全てのことには訳があると言います。実は何か大事なことに気づくための今、目の前の現実といったところでしょうか。だから立ち止まって考えなければならない時は間違いなくあります。嫌な気分になってでも謙虚にらないといけない時も。でも、その後はもう引きずられるのはやめて良い。過ぎたことは忘れて良い。今が大事。今が全て。

「自己創造の原則」 ジョージウィンバーグ 加藤諦三訳 / 「君だけのTOMORROW 」前田亘輝(チューブボーカル) これらに触れると(もうずいぶん前に出された本、歌ですが) 「気持ち」は自分で支配できることに気づくことができます。

 人気のない総理大臣。希望のない国や自治体の未来と私たちの生活。どうしようもないことはただ受け入れて、変えられることは変える。決して諦めず、まず少し笑ってみる。「内閣がどうしようもないのは私達国民がどうしようもないから」とある方が言われていました。考えること。言うこと。ごまかされないこと(なるべく)。そして仲間と作っていくこと、楽しむこと。「どんな人も私を傷つけることはできない。私が感じることはわたしが決める」100%は無理でもそうありたいと思います。1000円しかないではなく、まだ1000円もある的な考え方です。身の丈にあった生活が大事。できるだけ人任せ、傍観者ではない生き方を選びたいのです。大谷翔平の活躍を気にするより今日の自分にこだわります。受け身より能動者たれです。

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早通武士道のすすめ,24,6 「急がず無理せず自然に覚えられるだけ。一日一日新しいこと」

カムカムエブリバディで赤ちゃんに聞いてみた。環境を整えると尚良い。

 どうしたら英語を使いこなせるようになれるか。日本にいても可能だと思います。少なくとも基礎となる部分は作ることができます。

 具体的には?学校だけでOKか。英会話スクールは必要か。頑張るにしてもどう頑張ればよいのか。最近勉強していて思う事は、単語の数がものを言うということ。そして時間をかけなければ無理だということ。(近頃、東京ではたくさん勉強する英語がスクールのキャッチフレーズに使われていました。毎日3時間とか)しかし、数学とは違う。根性で立ち向かってもあまり成果はあがらないと思います。ハウツー、ステップで繰り返しても、なかなか壁は越えられないのです。(意地と努力、継続で道は見えてくるかもしれませんが)

 コツの一つには間違いなく「音読」があります。何を何回、いつまでやるか。中学の教科書で良い。(一部の出版社は不可)回数は多い方が良い。ずっとやりたい。(最低3か月以上)

 次に辞書は引きましょう。紙のほうが良い。ノートも活用します。覚え書きなのだから繰り返し見ます。まず三冊。

 短時間学習を多くする。一日の合計時間を増やす。時間は絶対必要です。無理せず自然にの工夫です。

 今の自分を大事にして一つ一つ知る気持ちで続ける。焦らず具体的に学習量を増やす。ペースになるものはあってよいが、あくまで大事なのは自分の行ったり来たりの積み重ね。

 英語に触れる時間(楽しめるものがよい)をどん欲に増やす。DVD、音楽、TV番組、ラジオなど。どこにヒントや発見があるかわかりません。探検です。

 そして私の場合は「戦い」だと思うのです。何に対して戦うか。例えば、未来への夢や日々の生活、老いに対してです。また、無いと困る道でもあります。大事な今の立ち位置ですから。 

 しょせん言葉です。頭の良し悪しはあまり関係ないはずです。その人らしさが一番。愛嬌があれば尚良い。自分に言い聞かせます。「忍耐、自立は大事。しかし弱い自分。怠けずに積小為大でのり切って、目標の学習時間クリアを目指す。」時に休んだり、気分転換もOK。

 そのうち試したくなります。手応えもあるからです。そして飛躍が来るはず。いつかできる。きっとできる。秋元康さんを尊敬します。(とんねるずの歌も好き)

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早通武士道のすすめ24,5「剣道に不思議の勝ちあり。まさかの負けなし」

勝負事全てに言える。想いや準備があってこその勝ち。負けに理由あり。

なんとなく戦い、勝ったり、負けたり。その繰り返しでは強く、立派にはならないでしょう。本当に勝ちたい時、そのための準備が必要です。繰り返しの練習であったり、敵の分析であったり、自分の今を知ることであったりです。

 剣道を以前やらせていただいた時に実際経験致しました。初めて防具を購入しての公式試合。「一本勝ち」を目指し、独自に考えてトレーニング等しました。手首にパワーリスト、足首にパワーアンクル。古タイヤにゴムチューブをつけて腰にまく。二週間位毎日やったと思います。さて試合です。初戦は初段の中学生。私は試合の形式さえ板についておらず、「場外」の知識もないままに・・・。しかし、結果が出ます。「面」の二本勝ち。二回戦は中学の剣道の先生で三段以上?(たしか)でした。2回「場外」で一本負け。私の下手な小手は痛かったはずです。(一本にはならず)その後上手くなり、順調に勝ちを重ねるほど剣道は甘くなく、試行錯誤の道に入るわけですが、初戦の試合を評価して頂けて昇段審査を受け、初段をとれました。(もちろん準備はしました。反復練習です。)

 昔話に花が咲きましたが、言いたいことは、勉強でも仕事でも同様だということです。スポーツの試合はもちろんです。見かけ上は「たまたま油断したから」とか「体調等が悪かったから」と言えても、実はそのための準備で勝負はすでについていたことが多いのではないでしょうか。ただ、プロやベテラン等の実力者、上司の方は当たり前のことなのであえて言わない。素人はいつまでたってもそれに気づかない。一流になれなくても超一流は目指せます。(詳しくはお出でいただければお伝えします) 

 なるべく後悔の少ない、楽しい人生を送るために、負けの理由を大切にして次に備えましょう。努力の末に時々不思議な勝ちが転がっていることが確かにあります。

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早通武士道のすすめ 24₋4「90点と100点の差は大きい」

たった10点だけれどレベルの差は相当大きい。

テストで90点以上とることは大したものです。中学の頃の友人はほとんどとれていました。勉強が好き、嫌いを超えてまあ、半分習慣化していたのかもしれません。もちろんテスト内容にとりやすい、とりにくい問題もあります。先生も人間ですから。

 塾で生徒さんには時々伝えます。できるできないはともかく100点をとった時は気持ちがいい。目指す方がいいと。90点まではとれても100点にとどかない人がいます。70点と80点の差の10点より、同じ10点差でもここの差は大きく、当人の性格や気持ちの問題の場合も多い。しかし、できれば100点を目指すべきです。なぜなら見えない壁を一つ越えることができるからです。

 具体的には「なんとなくわかる」のと「完全に理解している」ことの差。誰が採点しても減点されない答案。テスト中、時間を意識して見直しもやる。少しでも速く、正確に、丁寧にできるために普段から気をつける意識。加えて「運」もあります。

 これらは社会に出た時、仕事にも役にたちます。誤字、脱字のある塾先生では生徒さんは聞く耳持たないでしょう。会社の仕事なら、上司は部下に信頼して仕事を任せられない。「~さんはいつも肝心のところでコケるんだよな。」と言われたくはないです。「必ず結果を出してくれる。」「味方になってくれる」そう言われたいものです。だから最後の一歩の油断。勢いはあるが結果に執着できていないのは評価されない。冷たいようですが当たり前です。仕事で日々betterを心掛ける。トヨタのカイゼンはその代表でしょう。物事には「できてなんぼ」、100%できていなければ0と同じということがあります。欠陥品の割合もいかに減らすかで、相当な努力や高い技術が必要になります。一流と二流の差です。

 受験でもそうです。先日伝えさせてもらいましたが、一番良い勉強方法は間違った問題のやり直しです。それによって次の課題が具体的に見えてきます。足りなかった点の中身を厳しく検証すること。それを少しずつでもクリアできれば学力は確実に伸びます。そばに良い指導者がいればなお良いです。

 最後にその反面についても述べさせてもらいます。完璧を求めるあまりチャレンジしない気風が特に英会話には見受けれらます。強い日本人になるにはチャレンジャーでないと。中国人、アメリカの人は初めから完全など求めません。片言や真似でOKです。しかし、その後が違う。結果にコミットし「これで良い」と満足せず、次につなげる。恥をかいてナンボ。やったからわかる。「思い」のある人になりたいものです。人の目よりはまず自分です。そして一歩踏み出す。積小為大で少しずつ。それを繰り返し、続ける。そしていつか100点ならラッキー。たとえダメでも次がある。だから、病気になるほど結果にこだわるのはやめときましょう。人間だから。just a Roninなのです。