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早通武士道のすすめ24,5「剣道に不思議の勝ちあり。まさかの負けなし」

勝負事全てに言える。想いや準備があってこその勝ち。負けに理由あり。

なんとなく戦い、勝ったり、負けたり。その繰り返しでは強く、立派にはならないでしょう。本当に勝ちたい時、そのための準備が必要です。繰り返しの練習であったり、敵の分析であったり、自分の今を知ることであったりです。

 剣道を以前やらせていただいた時に実際経験致しました。初めて防具を購入しての公式試合。「一本勝ち」を目指し、独自に考えてトレーニング等しました。手首にパワーリスト、足首にパワーアンクル。古タイヤにゴムチューブをつけて腰にまく。二週間位毎日やったと思います。さて試合です。初戦は初段の中学生。私は試合の形式さえ板についておらず、「場外」の知識もないままに・・・。しかし、結果が出ます。「面」の二本勝ち。二回戦は中学の剣道の先生で三段以上?(たしか)でした。2回「場外」で一本負け。私の下手な小手は痛かったはずです。(一本にはならず)その後上手くなり、順調に勝ちを重ねるほど剣道は甘くなく、試行錯誤の道に入るわけですが、初戦の試合を評価して頂けて昇段審査を受け、初段をとれました。(もちろん準備はしました。反復練習です。)

 昔話に花が咲きましたが、言いたいことは、勉強でも仕事でも同様だということです。スポーツの試合はもちろんです。見かけ上は「たまたま油断したから」とか「体調等が悪かったから」と言えても、実はそのための準備で勝負はすでについていたことが多いのではないでしょうか。ただ、プロやベテラン等の実力者、上司の方は当たり前のことなのであえて言わない。素人はいつまでたってもそれに気づかない。一流になれなくても超一流は目指せます。(詳しくはお出でいただければお伝えします) 

 なるべく後悔の少ない、楽しい人生を送るために、負けの理由を大切にして次に備えましょう。努力の末に時々不思議な勝ちが転がっていることが確かにあります。