一日一善 その気持ち習慣が未来を明るくする。一つで良い
これも笹川良一氏の肉声TVCMを思い出します。一日一つ善いことをしようということです。どんなささやかな事でも良いと思います。気づいたことでやれそうなことをすぐやってしまうのがコツです。あまり深く考えたり、大そうなことにチャレンジする必要はありません。ましてやボランティアの名前を借りた何かに利用されるような行動の搾取に協力するのもやめましょう。
立派なことでなくてもよいのです。当たり前な、そしてできれば積小為大につながることのほうが、日々より楽しくなります。例えば、落ちていたゴミを拾う。誰かが放りっぱなしにしていた公園のコンビニ袋のものなど。衛生面の対策の上短時間で処理できるならやれます。(5分以内)道に迷っているなど困っていそうな感じの人に声をかけてあげる。時間に余裕があって、明らかに危険がないなら(ここが大事、特に外国でとか、外国から来ている人など)やってみる、などです。
しかし、けっこう難しい気もしてきます。なぜなら、人のために何かをする、世の中のために具体的に動く(小さいことでも)ということは、まず自分に力が要ります。判断力、危機管理力であったり、広い視野を持つことなどです。具体的には、身の安全だったり、犯罪にまきこまれない注意などです。大げさかもしれませんが、日本人のお人よしは世界でも有名です。美徳といえばそれまでですが、個人本来のあり方が問われます。強かさや知力が必要です。
自分のことをちゃんとできない人は他人のことは手を出すべきではありません。本当にその人のためになると思えること以外は安易に助けないほうがその人ためになることもあります。そのうえで、本当に自然に困っている状況を少しでも正せたら。その人はカッコよく、見ている人を明るい気持ちにし、勇気づけられます。尊敬を求めず、結果を考えず、信じることをやる。ヒーローです。
以前東京で、道を聞こうと通りがかりの女性に声をかけさせてもらったことがありました。(私は家族と一緒でした)彼女は(けっこう年配)うさんくさそうに無視をして寄るなといった感じで去って行きました。そんな場合、アメリカでは”Son of a bitch”と言います。(心でOK。以前、直に教わりました。)しかし、逆に素敵な若い女性に尋ねた時に丁寧すぎる対応をしていただけることもあります。(これも危ういような。さも私がいつも人に聞きまくっているととらないで欲しい・・・・)
きっと明るい社会は面倒なのです。個からの積小為大は不可欠です。でも、そんな人達が集まって何か成し遂げられた時は、皆で笑い合えます。それは宝物です。明るい明日につながるヒントになります。
明日から2024年です。経済、政治では節目の年、より厳しい社会状況になりそうです。できるだけ備えるよう、「知は力なり」で少しずつ努力しましょう。努力とは反復です。良いお年を!