⓹ 1回15分で良い。20分ならなお良い。30分はやりすぎ。
ギアのローの話。まずとっかかれ。
さて、ようやく具体的な内容になります。15分というのは良く聞きます。やってみるとわかるのですが慣れないことを習慣化するには一定の忍耐が要ります。その入り口として15分です。15分毎日やればそれだけでOKというのは嘘です。しないよりはいい程度です。人生それほど甘くはありません。
しかし一日一回15分を100日続けられれば、見える景色が少し変わってきます。そこからがスタートになり得ます。これは音読の話ですが全てに通じると思えます。これも積小為大です。春休みや夏休み、GWは学校がありません。ならば一日2回はして欲しい。3回以上でも良い。週1日ならたまに休んでもいいでしょう。実際私は1日4回を目標にしています。(2回どまりが多いのですが・・)当塾ではさらに上昇しやすい工夫とチェックが行われます。ではいつまでやればいいか。その人によります。私は生涯続けますが、たとえば受験合格や資格試験、なんでもOKです。しかし、スポーツのように目に見える結果だけが大事ではありません。(とりあえず3か月で結果につなげるようにいたしますが)音読はスポーツより武道のほうです。身に付く芸、技術とお考え下さい。ですから身に付いたら一生忘れません。
國広正雄氏が著書で言っておられます。「日本の若者の向学心そのもの、ひいては日本の若者のエネルギー自体が、減退どころか大きく衰退、脆弱化しているとしか思えない。韓国や中国の学生にも遠く及ばない英語力になっている。・・その責めを若者だけに負わせるのは公平とは言えません。若者の有り様は社会の鏡と申します。私はかなりの確信をもって、この日本という国自体がホコロビを切らし、脆弱化に向かっていると思うのです。・・・もしお子さんに英語に強くなって欲しいなら、何よりも、忍耐心と自立心が強くなるようにお育てなさい。時には目の前の損得を離れて、長期的展望に立たねばならぬ場合がある、という教育を施し、自らもそれにそって行動し、従うべきです。」「英語というものは本人の自発的な意欲と努力がなければどうにもならぬものだ。」
この本が書かれたのは平成11年(1999年)です。それから24年たちます。新潟市議会議員さんに中学生の現状の英語力、国際間の差等を明確化して欲しいとお伝えしました。4月に行われた中三の全国テストの結果は7月にはでるようですが、話す力のタブレットがどう、不具合がどうのと業者さんは忙しそうです。本当に大事なのはそこではないのだけれども。
「英語のスキルだけでなく、話す内容をもった、今より強い日本人になって欲しい。私のささやかな経験からもお伝えしつつ、そのための参考にして頂きたい。」そう願っております。中学一年生はまだまだ空きがあります。基本先着順です。宜しくお願いいたします。生徒さんにお会いできるのを楽しみにしております。
参考文献 英語の國広流話し方 國広正雄著 たちばな出版