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拝啓 筑紫哲也様

久しぶりにお話しさせて頂いております。
あなたが亡くなられてから14年経ちました。時間がたつのははやいです。さて、その後この国はおそらく相当危ない状況にゆっくり、確実に向かっているように感じます。貴殿があれほど危惧され警鐘を鳴らされていたのに残念です。きっと雲の上で地団駄踏まれておられるのではないでしょうか。日本は世界で最後に残った社会主義の国で、人間を大事にしないシステムの国であろうという貴殿の主張は正しいと思います。市民は民主主義をもてあまし、政治家はその場しのぎを繰り返し、将来にビジョンがありません。少なくとも私たちが納得、賞讃できるものではないです。「このくにの行方」を久しぶりに開きました。出井さんは先日亡くなられました。緒方貞子さんもなくなってしばらくになります。日本は没落15分前と書いておられていました。あれから19年になります。経済はなんとか踏ん張っているようですが、教育、文化、伝統、モラル、自主性、公共性、家族など様々情けない状況になっているようです。さだまさしさんの「前夜」ニッポニアニッポンを思い出しました。
この国はなくなっていく。それもしかたなく、私たちは日々あまりにも忙しく、便利だけれど見せかけの空虚な世界で豊かさが感じられない。TVは忙しく場面は変わり、ウクライナでは想像できない程の傷を国も民も受けているが、ここも韓国もハロウインで大騒ぎです。

貴殿が英語学習の王道と言っておられた方法で友人がこの11月塾を始めます。今もこの国の英語学習レベルは決して高くありません。特に新潟は厳しいと言っています。なぜ文科省は具体的に貴殿の主張を活かせなかったのでしょう。外国語産業の会話の企業に気を使ったのでしょうか。翻訳機があれば大丈夫。人と人はそんな関係でOKなものでしょうか。学力としての語学の楽しみはどこへいくのでしょう。

Easy come easy goなのに。つよい日本人が少しでも増えるよう今できることをやりたいと考えます。武を活かし、具体的に表し、諦めず日々挑みたい。

どうか応援して下さい。積小為大で及ばずながらも努力をしてまいります。

    敬具

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